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第一屋製パン株式会社様 インタビューVol.3

※写真右から 第一屋製パン株式会社 人事グループ グループリーダー 永野寛之様、 人事グループ 山田茉莉様

[導入研修名]
・リーダー育成研修

[実施概要]
・研修の目的狙い:中堅層として、上司、部下へのマネジメント能力を高める。「次の世代は私たちだ!」といったマインドセットを行う。
・使用アセスメント:ヒューマンファインダー(行動変容アセスメント)

 

どういう経緯でボディチューンをお知りになられましたか

永野様:阿部さん(ボディチューン代表)の研修を以前に受講したことがある者からの紹介です。1回目の研修から非常に評判がよかったので、そこから毎年お願いさせてもらっています。 

ボディチューンの研修のご感想をお聞かせください

永野様:阿部さんのパッションに受講生全員が巻き込まれていきました。私は事務局で参加でしたが、初日の朝と終わった後の受講生のテンションが全く違うのを肌で感じていました。現場で働く社員の中には研修を面倒だと思っている方も見受けられます。しかし、阿部さんの熱意のある講義を聞いていくうちに、どんどん意識が阿部さんに向かっていくのがわかります。受講生の空気が変わっていく様は毎回見ていて面白いです。

出来合いの研修ではなく、佐藤さん(ボディチューン営業担当)と事前打ち合わせを通じて弊社の抱える課題に対してカスタマイズした研修を作ってくれているので、その細かいカスタマイズが受講生にヒットしやすくなっている秘訣だと感じています。

先ほどお話しした「心技体」にも通じるのですが、マインドの話、スキルの話、体の使い方などいろんなことをコンパクトにギュッとまとめてくれて、とても有意義な研修だと思います。

研修後、現場ではどのような変化がありましたか

永野様:アンケートを見てみると、ヒューマンファインダー(行動変容アセスメント)で自分の強み・弱みを客観的にデータで見ると、ドキっとしたという意見が多くありました。弱みを直していこうという意見が多く、マインドとして変わっているのは感じますね。

他に人財育成に関してどのような取組をされていますか

永野様:弊社ならではの研修としては、モノづくりの会社でもあるので製造現場で「パン作り」を経験する研修を行います。実際に、営業先でも、お得意様にパンの作り方を聞かれることも多いです。いろんなトラブルに対して正しい専門知識を駆使して説明できる力は必須だと思っています。

また、直接パンを作ったり売ったりはしない管理部門の所属であっても現場での経験は活きてくると思います。弊社では現場の安全衛生管理やパートさんなどの相談について、現場管理者はもちろん、管理部門(総務)が対応する事も多いです。その際に、きちんと現場の人の気持ちを知っておくことはとても大切です。技術だけではなくマインドも研修を通じて学んでもらいたいと思っています。

弊社は創業が1947年まで遡りますが、残念ながら創業当時の教育方針は記録として残っておりません。私自身は入社21年目ですが、入社初年度に、パン作りの研修を経験しております。パンという製品自体が身近なものですので「パン作りの仕事」と聞くと、なんとなく楽しそうなイメージを持たれる方も多いのではないかと思います。しかしながら、お客様へ召し上がっていただく製品作りをしていくには、様々な困難を乗り越えていく事も必要となってきます。だからこそ、パンを作る事の大変さと、それを乗り越えてからのやりがいを両方体験してもらい、モノ作りの本質を捉えて各職場で活躍してもらいたいと思っています。

2010年からのトヨタ式の導入は生産に大きな変化をもたらしましたか

永野様:D P S(Daiichipan Production System)はトヨタの生産における改善手法T P S(Toyota Production System)を取り入れることで弊社の生産力を向上することが目的でした。各工場で職場ごとに5−6人のチームを組んで、改善のテーマを決め、一定の期間で改善の効果を検証します。改善の効果が見られた場合は、各工場で毎月行われる発表会で社長(経営陣)に対して発表をします。年間を通じて優秀な成績を挙げたチームには改善内容に応じて表彰されます。チーム内で話す機会を設け、知恵を出し合うことで、副産物としてチームワークの醸成も同時に進みます。

改善が主な目的ではありますが、改善活動を通じて議論を重ねていくうちに、チーム内のコミュニケーションも自然に深まっていきます。改善のテーマとしては、例えば、一つの製品を生産するのに50銭のコストを下げてみよう!といった世界ですので、小さな改善と思われるかもしれません。しかしながら、その商品が1日に3万個生産する製品だとしたらどうでしょう?1日で1万5千円、1ヶ月で45万円、1年間で540万円になります。その細かい改善が各部署、各工場、各職場で行われ、小さな積み重ねが大きな変化を生んでいます。

各現場に配属された後のフォローやサポートはされていますか

永野様:弊社ではO J T制度とオリジナルでO J Tノートを作っています。O・J Tノートとは、比較的、年の近い先輩社員とペアになってノートを交換し合う交換日記のようなものです。例えば、その日の作業に対しての質問や自由記入欄にお互い共通の趣味に関しての情報交換も書けるようにしています。先輩社員との結びつきを強くするための施策です。

部門ごとの研修はされていますか

永野様:営業部門では、新入社員がパン作りの実習終了後、営業の現場へ配属となる段階になると、日配メーカーの営業員としての基本的なノウハウを学び、実際の商談ロールプレイまで落とし込む研修を行なっています。また、生産部門では、パン学校と呼ばれるパンの研究教育機関へ、上長の推薦と社内試験を突破した社員を派遣しています。他のメーカーさんではある程度の中堅層の段階で派遣される方が多い印象ですが、弊社は3−4年目の新人も研修に行くことがあり、比較的早い段階でも挑戦できると思います。

 

 

健康という切り口で何か個人的に取り組んでいることはありますか?

永野様:コロナ前では週3−4回ほどジョギング(10km)をしていました。業務的に、身体を使うよりも頭を使ってあれこれと悩む事が多いので、身体を動かすことは良いですね。身体を動かすと汗もかいて、肉体的にもきちんと疲れるのでよく眠れます。10kmを走る時は目先のゴールを設定しながら走ります。例えば、あの奥にある電柱まで走る、あの看板まで走る、など10kmを走るまでに小さなゴールをたくさん設定して走っています。その都度に設定したゴールへ到達する事のみに意識を向けていくという作業を繰り返していくうちに、余計な思考、普段のストレスや雑念などが消えていく感覚がありますね。

マインドフルネスの感覚に近いですね

永野様:そうですね!研修でも扱っていましたね。

組織として健康に取り組んでいることはありますか

永野様:工場で働く従業員を中心に、夏場は知らず知らずの内に汗をかいてしまい、熱中症となるリスクも高まってきますので、対策として現場入り口や食堂に塩昆布を置いて、食べてから仕事をしていただくようにしています。また、社員食堂はバランス良い食事が採れるよう、小鉢類も充実しています。

山田様:とても安くて栄養豊富なので、コストパフォーマンスが良いですね。

みなさん、毎回食堂を利用されますか

永野様:そうですね。健康意識が高い人はご飯少なめにして、ひじき、おひたし等の小鉢を選んでバランスよく食べています。

食に関するお仕事なので食に関して興味がある人が多いのでしょうか

永野様;そうですね、私自身も食べることは大好きです。気分が落ち込んでしまった時でも、美味しいものを食べる事によって気持ちがリセットされ「また明日から頑張ろう!」と奮い立った経験を持つ人は多いと思います。モノを食べるという行為は、この様に、ただ空腹を満たすという事以上に、立ち止まった人々の背中を押してくれたり、楽しい思い出のもととなったりと、人々の人生に彩りを与えてくれる非常に重要なものだと思っております。

次世代リーダー育成に関して、健康とパフォーマンスの関連性に関してのご意見をお願いします

永野様:俗に言う「心技体」だと思います。弊社でも活躍している社員は、仕事と私生活のバランスや体調管理を万全にしてコンディションを整えている人が多い印象です。やはり、仕事は定時まで集中して働き、終業後の私生活も充実させてバランスを取っていくことで、普段の業務を高いクオリティで保っていく。そうした人材が評価されていくといったように世の中が変わってきていると思います。残業したところで、成果物は変わらないことが多いですよね。やはり、いかに効率的に時間内で最高のパフォーマンスを出せるかが求められていると思います。

コロナウイルスの影響はございましたか

永野様:弊社はモノづくりの会社なので、人の手を使ってパンを作らないといけないので、他業界に比べてリモートワークの対応が難しいのが実情です。しかし、採用に関してはガラリと変わりました。去年まで、説明会や面接は本社にて対面で行っていましたが、全てオンラインに変えました。そのおかげで例年よりも地方の学生さんからの応募が増え、採用活動の幅を拡げる事が出来たと思います。オンライン採用については初めての取組みであり、大変ではありましたが、何事もマイナス面だけではありません。ピンチに隠されているチャンスを見つけることが組織としても重要だと思います。

オンラインに切り替えることによって採用の一人当たりの労力(コスト)の変化はありましたか

永野様:今回、初めての試みだったので立ち上げの時は慣れない事が沢山あり、苦労しました。そうした意味でのコストは上がったかもしれません。また、オンラインだと学生さんの雰囲気や温度感などは伝わりづらいと思いました。しかし、学生さんにとってはホームである自宅にて参加いただきましたので、リラックスして素の状態で面接を受けてもらうことはできたと思います。

今後のご要望などがあれば教えてください。

永野様:過去の受講者アンケートをみると、マインドフルネスに興味を持っている人が多かったので弊社の中でマインドフルネスのレクチャーを受けて、我々が講師となって、弊社の中でマインドフルネスを横展開できる仕組みがあったら良いかもしれないですね。

 

永野様、山田様、有難うございました。

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